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静岡県消費者団体連盟
第11回消費者フォーラム
報告

2012年3月26日. カテゴリー: 県消団連の活動報告

『安全で安心できる暮らしのために~消費者の果たすべき役割~』をテーマに静岡県消費者団体連盟主催の第11回消費者フォーラムを平成24年2月22日(水)に開催致しました。

 

平成23年度 第11回消費者フォーラム 

開催日時:平成24年2月22日(水) 10:00~15:OO

開催場所:静岡県男女共同参画センターあざれあ6階大ホール

テーマ:「安全で安心できる暮らしのために」~消費者の果たすべき役割~

主 催:静岡県消費者団体連盟

後 援:静岡県

発表者

10:10 静岡県消費者団体連盟 経済・サービス部

              「よりよい医療サービスを受けるために」

10:40 藤田克巳氏 「お茶の放射能対策への取組み」

11:10 静岡県消費者団体連盟 環境部

      「15%節電を目指して!」「放射能汚染に関するアンケート」

11:40  JAなんすんあしたか牛推進協議会「地産地消への取組み」

13:10 オイスカ高等学校「大地と人、そして未来へ~地球保全活動~」

13:40 浜松市消費者団体連絡会

     「生鮮食品の容器包装形態の調査を続けて見えてきたこと」 

14:10 感想 静岡県消費者団体連盟 会長 小林昭子 

 高校生・生産者・消費者から調査研究の発表。発表時間は1グループ30分とした。
内容

・「静岡県消費者団体連盟・経済・サービス部」の発表

医療制度や薬事法が変わり、理解が困難なことが多くなってきたことから県民600名にアンケート調査を実施。日ごろからかかりつけ医を決めておき、個人としても医師に相談しやすい体制づくりが必要であることを発表。

・「藤田製茶の藤田氏」の発表

3.11東日本大震災に伴う放射能物質被害について、6月9日に静岡市藁科地区で暫定基準値を上回る放射性セシウムが検出された。どうして放射性物質が出たのか?当時の状況と原因を究明し、その対策を講じ、安全で安心できる静岡茶の生産に向けての取組みを発表。

・「静岡県消費者団体連盟・環境部」の発表

15%節電を目指して節電の呼びかけ、エコライフ・チェックシートを利用してのアンケート調査。438人中約4割が節電できたと回答。放射能汚染に関しては、日本の暫定基準値を知っているか、汚染された食品でも暫定基準値未満であれば食べるか、瓦礫はどう処分されるべきかなどを調査し発表した。この事が新聞で掲載された。

 
・「学校法人中野学園 オイスカ高校」保健委員会委員長より発表

学生からゴミ分別の徹底、ISO14001取得、太陽光発電の設置、アジア諸国への森林再生の取り組み、2月20日にエコ事業所部門・中小企業の部で大賞を受賞。「リサイクル石けん作り」・「リサイクルはがき作り」の活動をとおして小さな活動でも継続することで地球保全活動の貢献できると発表。

・「浜松市消費者団体連絡会」の発表

昭和47年から継続している活動をしている、資源の節約とゴミ減量の観点から、また生活様式の変化や単身生活者の増加から、ばら売り等の容器包装の簡素化必要性を発表。
現在はポリ袋入りが多い。昨年の注目点はトレーを外しにくいといわれてきた「トマト」の裸売りが増えたこと。
レジ袋はスーパーが有料、ドラッグストアが無料の図式が定着?なんとかもう一歩前進したい。必要な個数だけ買えるバラ売りやはだか売りを一層増やしたいと発表。

・「JAなんすん あしたか牛推進協議会」の発表

あしたか牛の生産状況と地産地消の取り組み。全国の品評会で最優秀賞を受賞するなど優れた品質が保証されているにもかかわらず、知名度がないため売上に結びつくのが難しい。地元の消費者に優れた品質の地元産の牛肉を知って食べて欲しいと協議会の設立。
輸入自由化・牛肉の表示詐欺・BSE・0157・口蹄疫・放射能汚染、また、これからTPP問題など牛肉生産には逆風が吹いているが情報発信PRや商品開発をおこない、地域の野菜農家に優良堆肥を供給し循環型社会にも貢献していることを発表。

発表内容について、参加者からは生活に密着した発表で非常に勉強になった。今後の活動の参考にしたいなどの感想が届いている。