活動紹介
令和元年度 静岡県消費者団体連盟事業計画
Ⅰ.方針
元号が「平成」から「令和」に改まり、新たな時代の幕開けとなりました。
「令和」には「厳しい寒さの後に見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい」という願いが込められています。
日本の現状をみますと、少子高齢化が更に進み、労働力不足が顕著になっており、いろいろな人々の力を借りなければ、社会全体が動かないといった深刻な状況があります。
また、世界に目を向けますと、大国同士の経済紛争や核保有の問題、宗教による民族間の紛争など、平穏とは言えない危うい状況が感じられます。
環境面では地球温温暖化が原因と言われている異常気象、超大型台風などが次々と日本列島を襲い、自然を破壊し、人や他の生物にも大きな打撃を与えています。プラスチックごみ問題も深刻です。
今、世界は「SDGs(持続可能な開発目標)」を掲げ、貧困や飢餓の解消、ジェンダー平等の達成、気候変動の影響を軽減する緊急対策など「全世界が取り組むべき17の課題」を2030年までに達成することを目指しています。
私たち消費者は、日々の暮らしを通じて、世界を変えることができる力を持っています。「命と暮らしを守る」という消費者活動の原点を再認識して、様々な課題や問題に気づき、無視せず意識して皆で取り組み、活動の輪を広げていきましょう。
Ⅱ.重点目標
1.「SDGs(持続可能な開発目標)」について理解を深め、幼児期からの消費者教育を更にすすめよう。
2.悪質商法や詐欺などの消費者被害の防止につとめよう。
3.わかりやすく正しい表示の実現のために行動しよう。
4.プラスチックごみの削減に努め、環境や生物への悪影響を減らそう。
5.節電・省エネにつとめ、再生可能エネルギーの活用を推進しよう。
6.県民への情報発信を進めよう。
7.団体間および行政との連携を密にし、消費者行政の充実をはかろう。
Ⅲ.運営事業
1.理事会を7回開催する。
Ⅳ.実践活動事業
1.調査活動
時宜にかなった課題で消費者意識の調査等を行い、関係機関に要請する。
2.支部活性化事業
県内、東・中・西の3支部で情報交換や具体的活動展開について意見交換を行い、実践活動の活性化を図る。
3. 専門部活動
生活一般部、環境部、経済・サービス部の3部でそれぞれ専門知識を深め、研究・調査した内容を会員や県民に広く情報
提供し、実践提示する。
4. グリーン購入斡旋事業
安心・安全・環境・人権等に配慮した商品の斡旋をする。
Ⅴ. 啓発事業
1.専門部活動 広報部
静岡県消費者団体連盟・支部・傘下団体の諸活動やイベント等を機関紙「しずおか県消団連だより」に掲載し、年間3回発行する。
消費生活関連の法律や今日的問題等をわかりやすく解説し、消費者関連の情報発信のために、情報誌「おっ!?」を年間4回
発行する。
2.第19回消費者フォーラム 令和2年2月19日
消費者問題について、消費者団体・生産者・事業者・学生などが発表を通して相互の交流を図り、理解を深め合って、
活動活性化の起爆剤とする。
3.ホームページの運営
Ⅵ. 研修事業
1.地域消費者団体県大会 令和元年5月22日
会員が集い、年間の目標の確認、消費者の置かれている立場をふまえ問題を提起する。
2.研修会 令和元年7月9日
傘下団体の中核となる人材を養成し、地域活動の活性化を図るための研修会を全体で1回実施する。
3.学習会 (静岡県生活衛生営業指導センターとの共催事業)
時宜にかなった問題や課題について学習し理解を深める。
全体で1回実施し、支部において共通課題で各1回実施する。
(1)全体 令和元年10月11日
「社交飲食」関係 静岡県生活衛生営業指導センター(案)
(2)支部単位 令和元年11月~12月
「静岡県社交飲食生活同業組合員」との意見交換会
東部・中部・西部 各支部とも開催日は未定
Ⅶ. 委託事業 地域消費者活動推進事業
1.地域消費者生活講座の実施と団体間のネットワーク強化
啓発講座を希望する団体、グループのところへ講師を派遣し、消費生活関連講座を実施するとともに、消費者団体間の
ネットワークを強化し、消費者団体間の連携の活性化を図る。講座の内容には、潜在する消費者被害を発掘し、相談につなげる
機運醸成を目指した内容を盛り込む。
2.不当表示の探知
会員40名を静岡県不当表示ウォッチャーに選任し、商品等が「実際よりも著しく優れている・安価である」などと思わせ、
消費者を不当に誘引する虚偽・誇大広告等を探知し、その結果を県民生活課へ報告する。
※事前研修会
東部:6月14日(金) 13:00~15:00
中部:6月13日(木) 13:30~15:00
西部:6月 6日(木) 13:00~15:00